ニッポン500マイルキャンペーン♪

※この記事は2017年3月14日現在の情報を基に作成しています。
みなさんこんにちは!ツアーガイドNです。
成田空港見学ツアーで、第1ターミナル北ウイングをご案内する際に、デルタ航空についてお話をすることがあります。デルタ航空はアメリカの航空会社で、同じくアメリカのアメリカン航空・ユナイテッド航空と並び、世界3大航空会社のひとつと言われています。
デルタ航空公式サイト そんなデルタ航空ですが、マイレージサービスに関して特筆すべき点が2つあります。
①マイルの有効期限なし!ただし、国内線では利用不可… 一部の例外を除き、貯まったマイルには有効期限があります。ANAやJALでしたら3年(※一部上級会員を除く)です。出張やご旅行で飛行機を頻繁に利用するという方なら、3年間で特典航空券(マイルを使って取った航空券)を利用することもできます。しかし、年に一度飛行機に乗るかどうかという方は、なかなか利用する機会に恵まれません。しかも、利用する飛行機が毎回同じ航空会社とは限りません。 そこでご紹介したいのがデルタ航空のスカイマイルです。
スカイマイルは、マイルの有効期限がありません。つまり、今日貯まったマイルは10年後でも20年後でも使えるということになります。もちろん、会社が傾いてしまったり、その他の事情によりルールが改悪される可能性はゼロではありませんが。。。
これなら3年に一回しか飛行機に乗る機会がない人でも、20年で合計6往復利用することになるので、いずれマイルを使って飛行機にのる機会に恵まれますね。
ただし、デルタ航空は日本の国内線は運航していません。また、デルタ航空が加盟するスカイチームというアライアンス(航空連合)加盟各社も国内線を運航してい無い為、国内線利用でマイルを貯めたり(※)、国内線を利用する時にマイルを使ったりすることはできません。 ※米印の理由は後述します。
JALやANAのマイレージサービスであれば、国際線はもちろんのこと、国内線利用で貯めたり使用したりすることが出来ます。その点においてスカイマイルは劣っているので、作るメリットは無いように見えます。ただ、当然のことながら複数の航空会社でマイレージカードを作ることが出来ます。複数枚作って、利用する航空会社のグループによってカードを使い分ければ良いのです。
②国内線に乗るとデルタ航空のマイルがタダでもらえちゃう♪
見出しだけ見るとなんのことだかサッパリですよね。タダより高いものはないなんて話もあるので、胡散臭さすら漂います(笑)しかし、私個人の感想では、大きなメリットこそあれリスクが無いと言ってもよい素敵なシステムなのです♪
この夢のようなキャンペーンのことを、デルタ航空はニッポン500マイルボーナス・キャンペーンと呼んでます。
500という数字を見ても分かる通り、もらえるのは500マイルです。
簡単に流れを解説をしますと、次の通りです。
1.日本の国内線を利用する
→航空会社、路線、クラスは何でもOK!JALやANAは勿論、LCCでもOK!
2.搭乗時の航空券の半券を持ち帰る
→通常は飛行機を降りたら用済みですが、この半券が重要です。
3.半券をデルタ航空にFAXする(※2か月以内)
→申請フォームに必要事項を記入し、半券を添付して送るだけ!
FAX番号は03で始まる国内番号なので、料金も心配なし。
4.後日500マイルが加算される
→6週間から8週間後にボーナスマイルが加算されます。
もちろん、事前にスカイマイルの会員になっておく必要はありますが、たったこれだけのステップでデルタ航空のマイルが500マイルもらえちゃうんです!しかも、年間最大10フライト分(※一般会員の場合)=5,000マイルまで貯まってしまうのです。特に出張の多いビジネスマンの方、知らないと損ですよ♪
ちなみにこのキャンペーンはデルタ航空が一方的にやっているもので、各航空会社と提携しているものではありません。どうしてこんな大盤振る舞いなキャンペーンが行われているのでしょうか。その背景には、デルタ航空が日本のお客様を取り込みたい切実な事情があります。
日本では不利なスカイチーム
デルタ航空が加盟しているアライアンス(航空連合)はスカイチームです。
航空連合とは、航空会社によって組織されるグループのようなものですが、グループ内では相互にマイルを貯めたり利用することができます。
JALやANAもそれぞれアライアンスに加盟していて、JALはワンワールド、ANAはスターアライアンスのメンバーです。アメリカの大手航空会社の加盟するアライアンスとJAL,ANAの関係は以下の通りです。
・アメリカン航空→ワンワールドに加盟→JALと同じグループ
・ユナイテッド航空→スターアライアンスに加盟→ANAと同じグループ
・デルタ航空→スカイチームに加盟→国内航空会社なし
アメリカン航空やユナイテッド航空は、それぞれJALやANAと同じグループに属しています。マイルが相互に貯まることもあり、JALやANAのマイレージ会員が利用しやすい環境にあります。逆を言うと、デルタ航空は提携している国内エアラインが無い為、結果として日本人が利用するには敷居が高くなってしまっているのです。
勿論それだけが理由とは限りませんが、この逆風下で少しでも日本人の利用者を増やそうと、このような大盤振る舞いのキャンペーンが行われている訳です。
書類は日本語なので分かりやすいが、記入はローマ字/英数字!
書類自体は日本語で書かれているので、その内容に沿って記入や貼付けをしていけばいいのですが、小さな文字で「すべてローマ字/英数字でご記入ください。」と注意書きがあります。日本語なので、安心してつい日本語で記入してしまいそうになりますが、ローマ字で記入するようにしましょう。 下記は先日春秋航空日本SPRING JAPANの737円セールで成田=関西を往復した時の申請用紙です。個人情報などは便宜上未記入ですが、この書類を作成して送るだけで、1,000マイルゲットです♪

二重にマイルを貯めることも♪
当然ですが、国内線でJALもしくはANAを使った場合、JALやANAのマイルを貯めた上に更にデルタのマイルを貯めることができます。こんなお得なキャンペーン見逃す訳にはいかないですよね。
キャンペーンは1年毎だが毎年更新♪
最後にこのキャンペーンですが、期間は2016年4月1日~2017年3月31日となっています。ところが、毎年キャンペーンが行われている為、実質いつでもこの恩恵に与れることになっています。2017年度も是非継続してほしいですね!
(了)